双子妊娠でも、つわりは15週頃に落ち着いてきました!
看護師のとらです。初産で双子妊娠を経験しました。
今回はつわりについて、私の症状と実際に行った対策をまとめました。
つわりってどんな症状があるの?
何か対策はできるの?
私が双子妊娠中に経験したつわりの実体験をもとに、症状別の対策をまとめてます
目次から気になる項目をみてくださいね!
【こんな人に読んでほしい】
- 現在つわりに苦しんでいる人
- つわりがいつ終わるのか不安でたまらない人
- つわりの症状と具体的な対策が知りたい人
つわりっていつ終わるの?
つわりは、胎盤が完成する妊娠15週頃に落ち着いてくることが多いです。
私もつわりがつらすぎて、「つわり いつまで」「つわり いつ終わる」と何度検索したかわかりません…。
検索すると、出産するまでつわりの症状があったという方もいて不安でしかありませんでした。
かかりつけの産婦人科医からは妊娠13~15週頃から徐々に落ち着くと言われており、実際私はその頃から症状が軽減していきました。
私の場合、
7~12週がつわりのピーク
13週頃から時々嘔吐するも少しずつ食べられるようになりました
15~16週にはほぼ嘔吐しなくなり、やっと終わったと思いました
私のつわり症状と対策
ランキング順に説明していきます。
私は嘔吐の症状が一番つらかったので、
一番詳しく説明しています。
嘔吐(吐きづわり・食べづわり)
症状 妊娠6週から、2~5回/日嘔吐、空腹が気持ち悪い、歯磨きできない
対策 点滴に通う、水分摂取をがんばる、食べられるものを食べる
ずっと悪心嘔吐、車酔い状態。これが一番つらかったです。
はじめは通勤時のバスで酔い、通勤がつらくなりました。
何か口に入れると吐く、空腹でも吐く。この状態が安定期に入るまで続きました。体重は妊娠前から5キロほど減少しました。
嘔吐-対策①点滴に通う
7週目に初めて点滴をしましたが、ビタミン入りの補液と制吐剤(プリンペラン)を入れてもらえたおかげで少し改善しました。行きはタクシーでも、帰りは家まで歩けるくらいには回復しました。
1週間に1回、ひどいときは2日に1回のペースで点滴に通っていました。
点滴500mlだと2時間くらいかかるので、通うのもつらいですけどね…。
点滴に通うことが精神的にもつらい時期があり、私は「ポカリスエット500ml/日飲めたら点滴行かなくてもいい」という独自ルールを決めていました。
ちなみに、内服でプリンペランを処方してもらうことも可能でした。
漢方(半夏厚朴湯エキス細粒)もありますが効果なく、飲みにくいため途中でやめてしまいました。
嘔吐-対策②水分摂取をがんばる、食べられるものを食べる
- 日によって食べれるものは違う、毎日変わる可能性もあり
- 胃酸で喉が傷まないよう、水分だけでも摂取したほうがよい
- 嘔吐したときのことを考え、刺激物やにおいのきつい物は避ける
日によって食べられるもの・食べられないものが違いました。
今日食べられたからといって明日も食べられるとは限らないので、大量に備蓄するのはおすすめしません。
また、何も飲まず食わずで嘔吐すると、胃液を吐くしかないので喉が胃酸で傷つき血がでることもあります。
それがつらかったので、水分だけでも入れて嘔吐する胃酸を薄めるようにしていました。
辛い物が食べたくなる人もいますが、吐いた時のダメージを考えて私は避けてました。
【摂取しやすかったもの】
- ポカリスエット(いっさい食事できないときは500ml/日をめやすに)
- りんごジュース
- ゼリー(朝の空腹がつらかったので枕元に常備して少しずつ摂取)
- マックのポテト(よく聞きますが、本当に食べやすかったしおいしく感じた)
- パン(おもに食パンとサンドイッチ)
- 豆腐(しょうゆよりポン酢)
- すっぱいもの(梅干し、酢の物)
- お菓子(飴、えびせん、どうぶつビスケット、ビスコ)
- 一時的に無性に食べたくなったもの:焼きそば、カルボナーラ、ラーメン
水分・食事摂取が十分でないと、脱水症状や体重減少、尿中のケトン陽性などで最悪入院になる場合もあります。
症状を我慢したり無理して食べようとせず、1日でも早く受診してなんらかの治療をしてもらいましょう。
つらい状態で、次の妊婦健診を待つ必要はありません。
曖気(げっぷ)
症状 妊娠6週から、食事・水分摂取で必ず曖気、曖気を出そうとすると嘔吐
対策 空気を飲まないようにする、悪心嘔吐がおさまってくるとともに軽減した
妊娠前と同じように食事・水分摂取しているのに、なぜか空気がお腹にたまって常にげっぷが止まりませんでした。
げっぷすると嘔吐も伴うことが多かったです。
なるべく空気を飲み込まないようにと気を付けましたが劇的な効果はなく、つわりが落ち着くまで続きました。
対処法があまりなかったのでつらかったです。
よだれづわり
症状 妊娠6週から、多量のよだれを飲み込むのがつらい
対策 よだれを飲み込まずにティッシュなどに出す
常によだれが口腔内にたまっていました。はじめはその都度飲み込んでいましたが、そうすると今度はげっぷがしたくなるので吐き出すようにしました。
これもつわりが落ち着くまでは続きました。
頭痛
症状 妊娠12週頃から、肩こりを伴う頭痛
対策 アイスノン、鎮痛剤を処方してもらう、首や肩を動かしたりマッサージする
頭部をアイスノンや冷えピタ等で冷やすと少しマシになりました。
嘔吐が続いてほぼ寝たきり状態で首や肩がこりやすかったのも原因だと思います。
寝ながらでもマッサージしたり、肩を上下させたりするだけでも少し楽になりました。
また、妊娠中でも使用できる鎮痛剤(カロナール)を処方依頼し内服していました。
妊娠前から頭痛は起こりやすかったのでイブプロフェンやロキソプロフェンを使用していましたが、妊娠すると使えないのでつらかったです。
眠気(眠りづわり)・不眠
症状 ずっと眠い、ずっと眠れない
対策 寝たいときに寝る、眠れないときは諦める、ネットでベビー用品を探したり大食いの動画を見る
常に倦怠感があり、眠たい・起き上がれないことは多々ありました。
逆に全然眠れずに朝を迎えることもありました。
とにかくずっと布団にいて、寝たいときに寝る。それしかできませんでした。
安定期まではほぼ寝たきりです。初産でなければこうはいかなかったと思います…。
あとやることと言えば、ベッド上でスマホを見て過ごすことが多かったです。
どうせスマホばかりなら、いずれ購入するベビー用品などを探す時間にあてるといいかもしれません。
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不思議だったのが、吐き気はあるのに大食いの動画は見たくなってずっと見てました。
スマホの見過ぎも疲れるので要注意ですね…
腰痛
症状 急性腰痛症(=ぎっくり腰)のように痛む
対策 床上安静(私は一週間ほどで軽減)、ベッドで過ごす(起き上がりやすい)
妊娠と関係しているかわかりませんが、妊娠12週頃に突然強い腰痛で起き上がれなくなりました。
もともと腰痛持ちでしたがそれ以上。ぎっくり腰並みに痛かったです。
整形外科に行ってもレントゲンを取れるわけでもないので、これは横になる以外に対策はなかったです。
一週間もすれば痛みは軽減しました。
耳閉感(音がこもって聞こえる)
症状 ときどき音がこもる、耳抜きしても治らない
対策 15~30分で治まるのでそれまで待つ
耳管開放症の症状かなと思いますが、受診していないので定かではありません。
耳管開放症は妊娠でも起こると言われています。
不快感はありますが、私の場合は安静にして待てば治ったのでとくに対策というほどのことはしていません。
においづわり
症状 お米の炊けるにおい・トイレの芳香剤のにおいがつらい
対策 口呼吸、マスク
私自身、においづわりはそこまできつくはなかったですが、それでもお米と芳香剤のにおいはつらかったです。
炊飯器を開けるときとトイレに行くときは口呼吸をしてしのいでいました。
つわりの影響でできなくなったことと対策
家事はもちろんできませんでしたが、つわりが重くなるにつれて自分の身の回りのことさえも疎かになっていきました。
つわりの影響でできなくなったことを3つ挙げています。
それぞれどう対処していたか説明します。
歯磨き
症状 ハブラシが舌に触れると嘔吐を誘発する
対策 嘔気がマシなときに実施、洗口液の使用、含嗽(うがい)だけでもする
つわりで何度も嘔吐するので口腔内は不快です。
しかし、歯磨きでも嘔吐が誘発されてしまうためなかなか綺麗にすることができませんでした。
洗口液も使用してみましたが、それも味が合わず嘔吐したため使用できず。
調子のよいときに舌に触れないよう歯磨きするか、嘔吐のたびにうがいするようにしていました。
歯磨きが十分できなかった場合は、虫歯や歯周病が心配になりますよね。
つわりが落ち着いたら歯科健診で口腔内の状態を確認しておくと安心です。
詳しくはこちら≫【双子妊婦の歯科健診】妊娠中期に歯科健診を受けておくべき3つの理由
お風呂・シャワー
症状 動作がしんどい、10分以上座ってられない
対策 シャワーは2~3日に1回、頭を洗わない(ドライヤーがつらかったから)
清潔よりも体力温存が優先されました。シャワーだけでもかなりの疲労感があります。
ただでさえ嘔吐を繰り返して体力を奪われているなかで、毎日お風呂に入ることはできませんでした。
私はつわりで休職していたので、空調管理を徹底して汗をかかないようにしてシャワーは2~3日に1回体調のよい日に行うようにしていました。
ドライヤーが結構つらかったので、頭を洗わず体だけシャワーを浴びる日もありました。
看護師の仕事をしていると患者さんと密に接するのでお風呂に入らない選択はできなかったと思います。
私の友人(看護師)は旦那さんに入浴介助してもらっていたとのことでした…。
妊娠前と同じ洋服を着ること
症状 お腹は出ていないのにウエスト部分に圧迫感があり気分が悪くなる
対策 ワンピース着用、妊婦用の洋服・下着購入
妊婦用の服はお腹が大きくなってから準備すればいいかと思いきや、妊娠6週目の時点でジーンズやスラックスはきつく感じるようになりました。
お腹周りに余裕のあるゴムのスカートでさえ、圧迫されている感覚でした。
圧迫されると気分が悪くなったり嘔吐を誘発したりするので、妊娠前に着ていた服が妊娠初期から着れなくなってしまいました。
しばらくは手持ちの下着とウエストゴムの入っていないワンピースなどでしのぎ、後からネットで買い足したりしました。
双子妊婦におすすめのマタニティショーツについて詳しくはこちら≫双子妊婦の下着事情 マタニティショーツはどれがいい?
まとめ:つわりはいつか終わります。無理せず、我慢せず、早めに休んで医療に頼ってほしい。
終わるまでは耐えるしかありませんが、仕事を休んだり、病院を受診したり、対策できることをしてできるだけ体に負担をかけないようにしてください。
つわりの症状には個人差があり、対策も合うものと合わないものがあると思います。
いろんな人の経験をもとに試してみる価値は十分あります。なにか1つでもつわりの軽減に貢献できれば幸いです。
そして、我慢しすぎないでください。
つらいときはすぐに産婦人科へ行きましょう。
内服や点滴など医療処置をしてもらうと少し楽になりますし、働いている方は一時的に休職するなど相談してみてください。
また、つわりの重さは比べるものではありませんので、つわりのある妊婦さんのそばにおられる方は重症度に関わらず、その方の症状に寄り添い、気持ちを尊重していただけたらと思います。
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