勤務形態を2交代と3交代で迷っている方へ
看護師のとらです。病棟フルタイムで働くと夜勤はつきものですよね。
勤務形態は、病院によって2交代か3交代に分かれます。
今回は勤務形態を比較してどっちがよいのかを検討した結果をお伝えします。
2交代と3交代
どっちが働きやすいの?
どっちの勤務形態でも働いてみた経験から
比較してお答えします!
【この記事を読んでわかること】
- 2交代と3交代の違い
- 2交代と3交代のメリット・デメリット
看護師の勤務形態・2交代と3交代の比較
私の経験ではだいたいこんな感じ
夜勤手当は病院によって差があります
それぞれ詳しく説明します!
2交代の特徴
日勤と夜勤の2種類のみです。
夜勤の時間帯は16時半~翌9時までと、拘束時間は約17時間と長いです。
その代わり、仮眠が設けられていますが忙しいと取れないこともあります。
スタッフの数は看護師2~3人で、病院によっては遅出や看護助手が0時半頃までいてくれることもあります。
「日勤⇒夜勤⇒休み」という流れが基本です。
まれに夜勤明けの翌日に日勤を組まれることもあります(これあるとしんどい)。
夜勤はだいたい月に4~5回です。
夜勤手当は1回あたり1万円前後もらえるので、月4~5万円は稼げます。
3交代の特徴
日勤・準夜・深夜の3種類です。
準夜は16時~翌0時半、深夜は0時~9時です。
拘束時間は1回あたり8~9時間と短いので仮眠はありません。
スタッフの数は準夜・深夜それぞれ看護師2~3人で、2交代とあまり変わりません。
勤務の組み合わせが様々で、
「日勤⇒準夜⇒休み⇒深夜」または「日勤⇒準夜⇒準夜⇒休み⇒深夜⇒深夜⇒休み」
「日勤⇒深夜⇒休み」または「日勤⇒深夜⇒準夜⇒休み」
など他にもいろいろあります。
こちらもまれに深夜明けの翌日に日勤を組まれることがあります。
準夜・深夜それぞれ月4~5回ずつくらいです。
夜勤手当は、準夜が3~4千円、深夜が5千円程度です。
準夜と深夜で手当てが違うので、入る回数によって稼げる額が違ってきます。
準夜の方が多いと手当は下がることが多かったです。
2交代と3交代のメリット・デメリット
生活スタイルによって
自分に合うほうを選びましょう
2交代のメリット・デメリット
メリット
夜勤明けは休みになることが多く、連休もとりやすいです。
拘束時間は長いですが、通勤が長距離の場合は3交代より出勤回数が減るのでメリットになります。
また、3交代だと準夜・深夜で来るたびに情報収集が必要ですが、2交代だと1回で済みます。
デメリット
長時間の勤務になるので休憩や仮眠が設けられていますが、多忙の場合は取れないこともあります。
長時間ストレスにさらされることになるのはデメリットになります。
眠れないとつらいですし
勤務時間が長く感じます
通勤回数を減らしたい、情報収集の回数を減らしたい人は向いていると思います。
忙しい病棟だと長時間休憩が取れないこともあるので、体力に自信のない人は向いてないかもしれません。
3交代のメリット・デメリット
メリット
2交代に比べて拘束時間が短く、次の休みまでの期間も短いです。
あと細かいことですが、準夜から深夜に代わる時間帯は一時的に人数が増えます。
まれにそのタイミングで救急対応などがあると人数確保できます。
緊急時や相談したい時は
「早く深夜さん来て!!!」
と思いながら仕事してました…
デメリット
務の組み合わせが様々で、生活リズムが崩れやすいのはデメリットです。
たとえば、「日勤⇒深夜」は日勤が定時で終わればいいですが、そうならないことの方が多いです。
仮眠できないとつらいですし、通勤が長距離の場合も向いてません。
また、「準夜⇒休み⇒深夜」「日勤⇒休み⇒深夜」の間の「休み」はまる1日休みというわけにはいきません。
準夜は「休み」の日の夜中に帰宅するので、翌日の深夜のために寝るしかなくなります。
「休み」の翌日0時からは深夜に行く準備をしなければならないので、心身共にあまり休めません。
自由に休めないのに「休み」扱いになってしまうのはデメリットだと思います。
準夜の帰宅、深夜の出勤は夜中になるので交通手段が少なくなります。
病院によってはタクシーチケットが出るところもあります。
日勤⇒深夜でも自宅と職場が近ければ仮眠も確保しやすいです。
勤務時間は2交代に比べて短いので、体力に自信がない人も向いていると思います。
自宅が職場から離れている人やしっかり休日を取りたい人には向いていないと思います。
2交代と3交代どちらも経験して思うこと
私個人としては、2交代の方が生活リズムを整えやすかったです。
しかし、拘束時間が長いことで夜勤明けの疲労感は強くありました。
実際、3交代をしていたときの方が夜勤明けの日も有効に使える日が多かったです。
何を優先するのか、自分の生活スタイルに応じて決めることが大切です。
夜勤は心身ともに消耗してしまうので
合わなければ勤務形態や職場を
変えることも考えましょう
まとめ:勤務形態の特徴を知り、生活スタイルに応じて2交代か3交代かを選択しよう
コンスタントに休日を取りたい人や長時間労働に自信のない人は3交代
どちらの勤務形態にしても夜勤は大変ですが、自分の生活スタイルに合った方法で無理なく働けるようにしてください。
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